定期にすたんが来てくれました
こんばんは。ファゴットのピロたんです。
自分で言うと恥ずかしいね、ニックネーム笑
さて先日、無事に4月定期を終えました。
今回は下野さんが常任客演指揮者デビューの演奏会だったのですが、なかなか珍しい曲目だったためか少し客足が遠のいてしまったようで。
リハーサルの時に、マネージャーが「今回は当日券が出ます」とわざわざアナウンスしに来て、みんなで笑いました。
2013年のニューイヤーから続いてるらしい完売記録ですが、実は団員の方としては意外とほんわかしてまして、売り上げ気にしてソワソワしたりピリピリしたりは全然無いまま、いつも楽しく仕事をしていました。
京響定期では、本番前に指揮者のプレトークがあり、裏で団員も何人か話しを聞いてるのですが、下野さんが「今日で完売記録を止めてしまいました!!」と仰った時には会場とともに思わずみんな吹き出したりとそんな雰囲気なんです。笑
でもその直後、当日券が全てはけてしまって、ありがたいことに今回も完売となりました。沢山のお客様が聴いてくださっている光景は、ステージから見てやっぱり嬉しいものですね。
端正な弦楽器と、充実した管楽器と、迫力と職人技が光る打楽器に囲まれて一緒に音楽出来るのはとても楽しいです。
そしてみんないつも優しくて面白くて、なんともいい雰囲気のオケなのです。
どうやら演奏を聴かれたお客様にも少なからず伝わっているようで、みんな仲良いのがわかるわぁ、と言われたりもするんですよね。嬉しいなぁ。
この日はソノリテのob奏者すたんも来てくれてまして、ドヴォルザークの序曲からob協奏曲、ヤナーチェクとob尽くしの演奏会を堪能されたようです。
終わってからホワイエにてレセプションがあり、てっきり残ってくれてると思いきや…すたんいない笑
めっちゃ探したけどやっぱりいなくて、慌てて連絡すると駅のホーム(笑)にいるとのこと。
で、俺に差し入れも買ってくれたらしいのだけど、レセプションあるって言ってたし、色々遠慮して帰ろうとしていたらしい笑
すたん…差し入れ自分で持って帰ってどうすんねん笑
歩かせて悪いなとも思ったのですが、オーボエ界のスターを前に写真の一枚でも撮らせてもらおうぜと戻って来てもらい、記念にパシャり
うーむ、2人とも可愛いね。
すたんはとっても良い子で、それはきっと、前に彼女が書いてくれた記事を読んで頂いたらよくわかると思います。
人の良い所を見つける事が出来る子で、周りにいつも気を配っていて謙虚な優しい子です。
兄としては、そんな点は大事にして欲しいけど…内心もっとズケズケしてていいんやでと思ったりもします。笑
本意では無いけど、時には人と競わざるを得ない事もあるこの世界。
優しくて素晴らしいob奏者のすたんが、時に潰されてしまったり埋れてしまわないかと心配してしまいます。
兄っていうか父ですね笑
そんなわけで、これからまた合わせをしたり演奏会をしていく中で、すたんの新たな一面をグイグイ引っ張り出してやろうとこっそり(全世界に向けて)考えているピロたんでした。